透明度の高い牡鹿半島の海水

豊富なミネラルは山からの恩恵
 
豊富な魚貝資源で有名な宮城県牡鹿半島周辺の海域のミネラルを豊富に
含んだきれいな海水を特殊なマイクロフィルターによりろ過して使用しています。

自然が育んだこの海域は島東南端の金華山沖は北からの親潮と南からの
黒潮が合流する場所で潮の流れも複雑な海域で
豊富な魚介資源をもたらしてくれる事からも常に海水の入れ替わりが早く
きれいな海水が一定して流れ込んでおります。

また近隣は山に囲まれており、山々から海に注ぎ込む伏流水も
見逃せません。この伏流水は山のミネラルが多く含まれており
コウショウ塩の味の元といえます。

(ミネラル分はフィルターを通して損なわれることはありません。)


鉄製の釜でかん水を煮詰めます

ガスではなく、当社では昔から、薪で焚いていきます
 

従来の渡波での製塩業に携わっていた方に監修していただき
独自に塩作りに最適な厚みを計算した上で熱伝導率の良い鉄製の平釜を作り
その平釜にてかん水をつくっています。

燃料にはガスや石油を使用せず、あえて薪を使用しています。これは
薪を燃焼させると遠赤外線がでます。
遠赤外線には水をまろやかにする作用があります。

ガスで沸かしたお風呂と昔の五右衛門風呂を比べてみると
後者のほうがお湯がまろやかです。
同じように塩もまろやかに味わいに仕上がります。


海水を煮詰めている最中

結晶化してきた海水
 

かん水を専用の特殊な自然石を使用した熟成に移して、数日間寝かせて
熟成させます。寝かせたかん水を煮詰めることで、よりまろやかで
旨みと甘みのある塩に仕上げることができます。

味は熟成させないで煮詰めた塩とでは、雲泥の差です。
その工程の後に熟成させたかん水を煮詰めて塩を結晶化させます。

まだ塩の状態までは程遠いですが、この煮詰める作業は昼夜問わず行われるので
塩職人は薪を汲めながら、火加減調整をし、海水の温度を一定にたもたなければ
いけないために慎重と体力を要する作業が強いられます。
夏になると室内温度は60度にも達します。


手作業で24時間以上の徹夜作業

出来立て釜揚げ塩!
 

手を休める暇も無いほど塩の状態になるまで煎り続けます。
結晶化してきた塩を十分に水分を飛ばしつつ、さらに加熱します。
ここからは根気と体力勝負でちょうど良い頃合を見計らって
塩を引き上げるタイミングは塩職人の感がものをいいます。

徹夜で海水を煮詰める作業は深夜にも及びますが
手を休める事は出来ない過酷な重労働ですが、これがコウショウの塩
の味の決め手といっても過言ではありません。

熱気のこもった室内での作業もここを乗り越えれば
あとは最終段階に入ります。


杉床に寝かしているコウショウ塩

完成したコウショウ塩
 

天然の杉を使用してつくった塩床(塩床)で塩を一定期間寝かせます。
天然の杉には調湿効果があるために、杉で作った床で塩を寝かせると
塩に含まれる余計な水分を除去してくれるのです。
この工程失くしては、あたりが柔らかく、そして甘みのある塩はできません。
長年の研究の末にこの熟成の工程にたどり着く事ができました。

一般的には遠心分離機で水分とにがりを抜くのですが
私どもではあくまで昔ながらの手法にこだわっております。
そのために余分な水分とにがりが塩床で除去されて
後味の甘い塩が出来上がります。

現在は東北地域は勿論の事、東京や大阪の割烹にも直接納品しており
全国的にその味とレベルの高さを認められてきております。

まさに手塩にかけて作り上げた高省塩をご堪能くださいませ。